アシアナ航空の中で

先日、青島からアシアナ航空で、青島→仁川→成田と日本に帰国した際、仁川から成田の機内の私の座席の前でちょっとしたミスコミュニケーションが起こっていました。

 

どうやら、韓国人の乗客が、子供と座席が離れ離れになってしまい、隣に座っている乗客に席を替わって欲しいと頼んでいるようでした。ところが、頼まれたその乗客は、75歳くらいの中国の方で、韓国語、日本語はもちろんのこと、英語も理解できず、CAが話しかけても、よくわからない様子。どうやら、自分の座席がダブルブッキングしていたのではないかと心配しているみたいでした。そこで、私はCAに通訳を申し出、韓国人の乗客に、韓国語で内容を再度確認し、中国人の乗客に、「子供と座席が離れてしまったので、席を替わって欲しいようですよ」と中国語に訳してあげました。

 

「座席は交換したくない」ということだったので、その旨をCAに英語で話し、「どうやら席は替わりたくようですよ」とお伝えしました。無事に座席変更とはなりませんでしたが、最終的に、韓国の乗客からも中国の乗客からもCAからも感謝され、継続して語学を学んできた努力が少し報われた気がしました。また、ほんのちょっとでも誰かの役に立つことができて、とても嬉しい気持ちになりました。

 

これからも、語学学習を続けていこうと学びのモチベーションもぐーっと上がり、先日、中国語オンラインレッスンの先生からも「最近、また少し上手になりましたね。」と褒められて、四十になっても褒められるのは嬉しいものだな、うち(日美)の先生たちにもお客様(学習者)をもっとどんどん褒めてもらいたいなと思いました。

 

機内を出るときに、その中国のおじいさんに、「祝你一路顺风!(良い旅を!)」と伝えたら、「谢谢(ありがとう)」と笑顔で答えてくれました。

 

 

 

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