中国(青島)に移り住んではや20年になります。
中国はものすごーく奥深くて、日本人にはそうそう簡単に理解することができない文化や考え方があります。
でも、これらの考え方や作法に優劣があるわけではなく、ただ単に「文化がちが〜う(エウメネス)」だけだと思います。(by 『ヒストリエ』岩明均)
ビジネスのやり方も、普段の生活の考え方も中国人と日本人は違い過ぎて、20年経った今でもしばしば驚かされます。
でも、その「違い」に気づくと、中国人ともうまく付き合えるようになるし(たぶん中国人も日本人や外国人に対してそう思っている)、中国に対する理解も深まります。また、そればかりではなく、時には自分の考え自体が根底から変わってしまったりすることさえあります。
閑話休題
なぜ語学を学ぶのかといえば、その国の人の考え方やその国の文化を理解するためです。明治の偉人たちも、英語や蘭語を習得して、欧米の文明を積極的に学び取り入れました。
現代日本が、古代中国、現代中国から学ぶべきこと(四書五経や老荘思想、外交、大陸的なものの考え方からキャッシュレス社会に至るまで)も、たくさんあるのではないかと私は考えています。
20年の月日を経て、そのあたりをこれからどんどん発信していきたいなと、ようやく思えるようになりました。
私は福沢諭吉先生の教えを大事にしています。なぜなら、諭吉先生を尊敬しているからです。
(他にも空海、親鸞、西郷隆盛、岡倉天心、柳田國男、夏目漱石、南方熊楠、宮沢賢治などたくさんいて困ってしまいますが…)
諭吉先生は私たちにこうアドバイスをしてくれています。
①自分の考えを、自分のことばでしっかり相手に伝える(プレゼンテーション能力)
②外国語を学ぶ(外国語能力)
※諭吉先生は第一に英語、第二に中国語を学ぶべしと言っています。
③交際を広める(色々な立場/考え方の人との交流を深める、他人から学ぶ能力)
私も上記①〜③を日頃から心掛けるようにしています。
①本をたくさん読み、気づきや学びをコラムで書いたり、積極的に弊校の生徒や気が置けない友人に話したりしています。
②中国語と英語を学んでいます。韓国語にもチャレンジしたいと考えています。
③中国(青島)に住むことで、中国人はもとより、欧米人、中国に住む日本人、韓国人の方々と交流することができるようになりました。
みなさんも、オンラインで中国語を学んだり、短期留学やビジネス視察で中国(青島)に実際にいらして、直接自分の目で耳で肌で感じてみてはいかがでしょうか。
きっと、人生がより豊かなものになると思います。
なぜか最近、「中国ビジネス」に関するお問い合わせが急増中です。点と点が繋がり、ようやく線や面になり始めているのかもしれません。