ことばって、人をやる気にさせたり、励ましたり、怒らせたり、傷つけたり、人生そのものを変えちゃったり、無形なのにすんごいパワーをもっている。
マニュアル化された薄っぺいことばは、やがてメッキが剥がれ、忘れ去られていく。
そこに魂はない。
魂が込められたことばは何千年と残る。
ことばは言霊。
よく観察していると、言霊を発している人は、話す前にちょっと間をおく、一呼吸おく(少なくとも私にはそう見える)。しっかり魂を発酵させ、ことばとして編集してから言霊を発している感じがする。
最近、私もそのプロセスを大事にしている(大事にしているだけで、必ずしもできているわけではない)。
「語りえないものについては、沈黙しなければならない」
ヴィトゲンシュタイン
薄っぺらいことばは、それがニセモノだとすぐにバレる。
魂のこもった言霊を発したい。
自戒をこめて。