小学校から中学にかけて『ドランゴンボール 』を読むのが毎週楽しみでした。『週刊少年ジャンプ』が発売される前にいつもワクワクしていました。「人造人間シリーズ」以降はあんまり面白くなくなってしまったのですが、ラディッツ、ベジータ、フリーザが出てきたあたりは本当に衝撃的でした。
私にとって、「鳥山明」は今でも偉大な人生の師匠です。
「人生の基本」をマンガで教えてもらいました。
まず、自分に負荷をかけること。
孫悟空が初めて天下一武道会に参加する前の修行で、クリリンと悟空は、重い亀の甲羅を背負わされ、毎日トコトン走らされ、亀仙人が手取り足取り拳法を教えることは、結局一度もありませんでした。界王様のところに修行に行った時は重力が確か10倍、ナメック星に行く前の宇宙船の中は確か100倍だったと思います。そして、ひたすら、自分を痛める。死ぬ寸前まで痛める。
基本が大事。
死ぬ気でやる。
私も経営者になってよくわかったことですが、毎日いろんなことが起きます。本当に予期しないことも起きます。その度に頭をかかえ、一人で悩んでいたのですが、今はこう考えられるようになりました。
「自分に負荷がかかるいいチャンスだ」と。
さすがに100倍の重力にはまだ耐えられそうにありませんが、10倍くらいならなんとかなるまでに、「心の芯」が頑丈になりました(まだまだ修行が足りず「鉄の心」とまではいきませんが)。
次に、チャレンジすること。
悟空はよく「オラ、ワクワクすっぞ!」と言います。強敵が現れた時に、悟空は「嫌だなあ」と思わないんです。逆に「ワクワク」するんです(笑)。そして、強敵を倒す方法を考え、そのプロセスを「命」をかけて楽しみ、強敵に倒された後、リベンジを心に誓ったり、強敵を倒した後に、殺さずに逃がしたり、味方にしたりしてしまう(笑)。
最後に、仲間を大切にします。
特にクリリンがフリーザに殺された時なんかは、まさに怒髪天をつきます。
悟空は決して、自分が引っ張っていくようなリーダータイプではないのですが、みんなが悟空と一緒にいることを楽しみます。危機に陥った時に一番頼りになり、いつもワクワクしているからかもしれません。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
危機ニ陥ッタ時ニ
一番頼リニナリ
イツモワクワクシテイル
校長ニワタシハ成リタイ