私はエスカレーターで(運よく?今、考えれば運わるく…)大学に進学してしまったので、「漢文」の素養がほとんどありませんでした。
大学を卒業してから一旦社会に入り、24歳で中国(青島)に渡って真剣に中国語を真剣に学んだ(高校三年時で選科、大学一二年時に第二外国語で選択したものの、週一で身につくはずもない…)わけですが、「漢文」の素養がなかった分、中国語の学習を真っ新な状態、まさに「零(ゼロ)」からスタートすることができました。
中国語をある程度マスターして気づいたのが、25年前、全く読めなかった「漢文」がスラスラ読めるようになってしまった…ということです。しかも、「音読」がそのまま頭に入り、ほぼ理解できてしまう(さすがに全てではないですけど)。
まさに「読める…読めるぞ…」by ムスカ 状態
「漢文」を読むのに、「返り点」も「一二点」も必要ない…
いや逆に、漢文のテキストが、どれだけ、学習者に、丁寧に、わかりやすく、記述されているのかがわかります。しかも、あれだけ学生時代(ちなみに私は法学部法学科卒業)に苦しんだ「法律の条文」なんかもスラスラと読めてしまう…今は、時事ニュースを見ながら、『判例六法』や『法律用語辞典』を開いて読むのが楽しみの一つになっています。
ええーい、こうなったら、はっきり言ってしまいましょう。
「中国語は中学生から、遅くとも高校生から、学び始めるべし」ということです。
中学時代は、学業、遊び、部活、受験等で忙しいのかもしれませんが、しっかり考えて「時間割」を組むと、実は、案外、時間がある。中学三年間で、「中国語」をマスターしてしまえば、明治時代に書かれた小説を読むにしても、法律の条文を読むにしても、日本語の語彙数(四字熟語、慣用句)を増やすにしても、必ず役に立ちます(断言)。
しかも、
しかもですよ、
何より、カッコいいじゃないですか(結局、それかっ)!