【現つ(うつつ)を抜かす】

 山東省旅遊局の仕事をさせていただくにあたり、松岡正剛、司馬遼太郎、陳舜臣、九鬼周造、横山光輝、東浩紀、加地伸行、白川静、網野善彦、安彦良和、浅田次郎、片山杜秀、中島岳志の著書の他、古事記、魏志倭人伝、徐福伝説、竹取物語、三国志、遣隋使・遣唐使、空海、親鸞、宮沢賢治、石原莞爾、老荘思想、水滸伝、始皇帝、泰山、労山、仏教、道教、第一次世界大戦、山東出兵、青島ビール、山東省の全都市に関する本、漫画、小説、フォトブックなど、遮二無二読んでいます。「見立て」の役に立ったのが、『観光客の哲学』東浩紀、示唆に富んだ好著でした。この本の中でも取り上げられている『永遠平和のために』イマヌエル・カントは現代の必読書です。観念的理想主義を唱えるだけでなく、商業の重要性もしっかり指摘している点が秀逸です。このように本ばかり読んでいると、「現つ(うつつ)」から、「移(うつ)ろい」、「空(うつ)」に入り込んでしまうので、若干危険です。今日はうつつを抜かさず、現実(reality)に戻って実務をこなします。ただ、夕方、青島ビール博物館に行って、フルーティーで味わい深い「館内限定/濾過前/青島ビール」を飲みに行って来ます。「博物館」という「移ろい(virtual reality)回廊」を通って、「空(うつ)の世界(potential world)」に向かいます。みなさま、こんな幸せなわたしを、どうぞおゆるしください。笑