学校の縦長の黒板を活かす方法はないか?
そう考えて思いついたのが、みんなの“夢”ボードと成就ダルマ。
これが、当初の予想以上の効果を見せている。
ある人は中国語を、ある人は日本語を、ある人は学校の授業の補習を、ある人は受験勉強を。
日美に集う人々は学んでいる内容はもちろん、学ぶ方法、学ぶ時間もそれぞれだ。
それでも縁あって、この学校に集い、老若男女がそれぞれの学び方で、
昨日より今日、去年より今年の進歩を目指し、その成果に喜び、未来へつなげようと励んでいる。
私が担当する学習塾は、この冬7名の受験生を日本へ送り出す。
大学、高校、中学受験、そして小学校の編入試験。既に高校受験は3人が見事第一志望校に合格!
真冬の青島に、幸先良くサクラが咲きだした。これもダルマのおかげ?
この“夢”ボードに貼られた目標はそれぞれ
「2018年3月までにHSK5級合格!」
「英検2級と志望校合格!」
「为通过N2 加油努力学习!」
「学好日语,早睡早起,会计考试合格」
「2学期はAを取りまくる!」
「算数を好きになる」
「心身ともに成長そして就職」などなど。
日本語あり、中国語あり。
具体的な目標から、やや抽象的な内容のものまで、
自分の目標をカードに書いて貼っておく。
見事成就すればそのカードがダルマのもとへ移動する仕組みだ。
おかげさまで、続々と達磨の周りがにぎやかになってきた!
この効果の秘密はどこに?
どこか校長に似ているダルマのおかげか??
努力なくしてご利益がないのはもちろんだが、ある塾生の一言に納得した。
「ここにいつまでも貼ってあると、恥ずかしいんですよね!」
なるほど…だから、成就するわけだ。
初めは書く事を恥ずかしがっていた子も、ひとつ合格すると‘‘くせ”になり、
「次は何を書こうかな~」と、
また一つ夢の種を蒔く。
叶った夢の周りに書かれた
“おめでとう“
“恭喜你!”
“よく頑張りました!”のコメントで
達成感や喜びも倍増!
人は年を取ると子供の時より少しものを知ったような気になって、
‘‘夢”なんていうのは若い人が持つものだなんて思っていないだろうか?
また、大それたことは書けないとか、人に見られたら恥ずかしいとか、
そんな風に考えていないだろうか?
日美に集う人々を見ていると、それらは言い訳にしか聞こえなくなってくる。
大人も子供も生きている限り目標を持てるし、夢を抱ける。
老いも若きも励まし合い、喜び合い、支え合い、学び合えば良い。
学校という場所は学ぶという共通項で皆が繋がれる場所だ。
学ぶとは新しいことを知ること、覚えることであり、
そして昨日できなかったこと、わからなかったことが今日できる、分かるようになることとも言える。
生涯学び続けたい方、学び続けている方、ぜひ日美の夢ボードに目標を貼りにいらしてください。
あなたの夢もきっと叶います!
学費はいただきますが、お賽銭や札代は無料です!
2017年の感謝を込めて、今年最後のブログです。 みなさま良いお年をお迎えください!
文責:前嶋